12月20日に当社のブログにて公開した記事につきまして、「ツイッターを匿名で利用している方のプライバシー侵害ではないか」という点で、インターネット上で多数のご指摘をいただきました。
読者、そして関係者の皆様には多大なご心配をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません。
本件に関しては、本来、直接ご本人に連絡すべきところを、「ツイート内容等から立場を推測し、共通の知人に確認した」という点は事実です。ただ、先方の立場がより明らかになることを避けるために詳細の公表は控えたいと存じますが、当事者間でのやりとりが行われ、同意の上であったことは改めてお伝えしておきたいと思います。
匿名アカウントで発信されている方々にとって、その匿名性を明らかにされることは堪え難いことで、許される行為ではないということは、重々承知しております。
ただ、今回の経緯を、肯定・強調した文章で、会社の広報ブログに記載したことについては、我々の配慮が行き届いていませんでした。そのことで、不快な思いをさせてしまってすみません。言葉を扱う者であり、表現者の方々の活躍をインターネット上で支援しようとしている者の行為として、あまりにも稚拙であったと、重く受け止めて反省してまいります。
あらためて、当社の基本方針は以下の通りです。
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1.インターネット上でクリエイターに連絡を取る際
これまで、匿名アカウントのクリエイターの方には、ツイッターのリプライ等で会話をした上で、DMで連絡を取り合い、その後対面にて当社との取り組みについてご相談させていただいておりました。
匿名アカウントの方の所属組織に直接連絡することは、該当のブログ記事での件を除き、一度もございません。
2.本名や所属組織などのプライバシー保護について
匿名・作家名で活動されている方について、当社が所属組織や本名を公にするということはございません。
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本件を深く受け止め、今後の改良につなげていけるような議論を社内で重ねて行いました。
匿名・実名それぞれのインターネット利用者やクリエイター、クリエイターのファンの方々が、より過ごしやすい環境を作っていけるように邁進してまいりますので、今後ともに何卒よろしくお願い致します。
2016.12.22 株式会社コルク 代表・佐渡島庸平