映画館での絶叫OK!サイリウムOK! 大ヒット作品「キンプリ」応援上映から学ぶ、煌めきに満ちたエンタメ体験


はじめまして、コルクスタッフの松岡ことまっつんです。物販のお仕事を担当しています。

コルクでは、扱っている作品の世界観を企画・商品化・制作・販売し、公式ストアやSNSの運営、ファンイベントなどを通じてより作品世界を広げ、ファンとの結びつきを強くする取り組みを行っています。

作品を読んだ・観たときの感動を、どうやったら別の形でも届けることができるか? 私たち物販チームのスタッフは、商品企画だけではなく、ファンのみなさんのもとへ届けるところまで、日々考えています。

そして、わたしを含めコルクのスタッフは、世の様々な作品を楽しむことに貪欲で興味津津な人ばかり。社内では最近感動したりおもしろかった漫画や本、映画、アニメなど、みんなで情報交換しあっています。

そんなコルクスタッフ内で「これは新しい体験だ!」と話題になったのが、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(通称キンプリ)という劇場アニメーション作品の応援上映というもの。

「キンプリ?」「応援上映???」という方も多いかと思うので、説明させていただきますね。

 

超・話題のアニメ「キンプリ」を1分で解説!

 

「キンプリ」とは、女児向けアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」の公式スピンオフ作品。男性アイドルが活躍しファンに夢を与える……というストーリーとしては王道のアイドルものです。メンバー同士の関係性、ライバルの存在、それぞれの個性的なキャラクターの躍進などが描かれています。

http://kinpri.com/より

……とまじめに書きましたが、今この「キンプリ」は女児の枠を超えて、大人の女性、そして男性にもそのプリズムの煌めきが浸透中。

キンプリの1シーンをお伝えすると……非常に盛り上がりをみせるライバル同士のダンスバトルのシーンでは、歌って踊って競っていたはずが、なぜか途中から龍が出てくる。炎が巻き起こり、大地を爆破し、剣と鋼の肉体のガチンコ勝負になる。そんな突っ込みどころの多さと絶妙なセンスも人気の理由のひとつです。

気になった方はぜひ本編を観てみてくださいね。実質無料なのでおすすめです。(※劇場での観賞料金は普通にかかりますのでご注意ください。アニメのブルーレイの購入を納税義務だと認識しているわたしのようなキモオタの感覚だと、満足度が高すぎて「実質無料」です。)

映画館なのに、客席からの声援が飛びまくる「応援上映」

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、このように作品自体が面白くて魅力的なのはもちろん、キンプリは「応援上映」という楽しみ方が話題になりました。

作中に登場する男子ユニット「Over The Rainbow」によるプリズムショーを観ながら、サイリウムやコールで応援できるという、歓声が沸き起こりライブ感あふれる上映です。

「どういうこと?!」という方は、公式による応援上映を紹介する動画をご覧ください。

……これ、映画館で起こっている出来事なんです!

★ふつうの映画鑑賞といえば…

ふつう映画といえば、静かに鑑賞しますよね。咳とかくしゃみするのすら気が引けるし、音漏れや光には気を付けて携帯電話は電源オフにしたりしますよね。

★キンプリの「応援上映」では……

キンプリの応援上映は違います。観客はアフレコ、声援などのかけ声自由!!光輝くまぶしいサイリウムやうちわによる応援自由!会場内でのコスプレも自由!楽しみ方は人それぞれ、まるでライブ会場にいるかのような、熱狂的な映画上映なのです。

そして応援上映の醍醐味とも言えるところなのですが、上映回数を重ねるにつれファンによる統制が徐々に取れていき、コールの返し方やサイリウムの使い方などが進化して、全く新しいエンターテイメントになっていきました。

例えば上映前にセブンイレブンのCMが流れたら赤と緑のサイリウムを振ったり
ストーリー展開を知っているファンが「回想入りまーす!」とリードしたらみんなが「ありがとうございまーす!」と返したり、
教会のシーンでは両手に持った白のサイリウムを十字にして祈りを捧げたり
制作会社や協賛の企業ロゴがスクリーンに出るたびに「avexありがとー!」「タツノコプロありがとー!」と感謝したり、
上映が終わっても「アンコール!アンコール!」と叫んだり…

その楽しみ方って、予め用意されたものだけに留まらず、ファンが徐々に文化を作りあげていったんです。

ファンが全力で遊んで、作品を作り上げる一員となっているんです!

アイドルの現場で起こるヲタ芸や、プロ野球の試合でファンが作る応援歌によって盛り上がる、という現象に似ていますね。

こうして新しい楽しみ方ができ、かつファンがどんどん熱い空気を作り上げてその熱風がまるで台風のごとく全国で巻き起こり、「なんだか映画館ですごいことが起きているらしいぞ」と口コミで話題になっていきました。

オタク以外の層にもどんどん届き、公開時には14館でスタートしたのがいつの間にか全国で100館規模に。さらには自分の住んでいる地域で上映が終わったという人がわざわざキンプリを観るだめだけに上京したり、方言や地域によるコールの違いを楽しむために遠征する人まで現れました。こうして観客動員数が約40万人越え&興行収入は約6億円突破というロングランの大ヒット作品に!

 

ファンの「楽しみ方」によって変わる、ライブ型コンテンツ

コルク所属作家の品田遊さん(ダ・ヴィンチ・恐山)も映画館へ足を運び、その新たなエンタメ体験に驚き、非常に楽しんだようで……

打ち合わせ中に、担当編集に「観ないと後悔しますよ」とキンプリを淡々と勧めてくださる品田さん。(しかも2回行ったとのこと)

さらに、コルクの社長である佐渡島さんも。

客席の8割ほどが若い女子…というキンプリ応援上映に男性2人で乗り込んだ、という佐渡島さん。その後社内みんなに感想を伝えていたのですが、そこに「キンプリはいいぞ!」と便乗するわたし。
映画館で実際に応援上映に参加したからこそ、この体験をみんなに味わってもらいたいと勧めたくなるのです。

たとえば2日にわたるアーティストのライブを両日見たとしても、その場にいる観客によって毎回空気感が変わるのはよくあることだと思います。
キンプリも同様、盛り上げるお客さんによって空気感が毎回変わり、かつ行くたびに自分の楽しみ方も変わっていきます。そのため中毒性が高く、わたしは5回ほど行っていました。(先週は東京を離れ大阪の上映を観に行き、関西弁のコールを楽しみました。)

またニコ生に代表されるリアルタイム配信やabemaTVのコメントなど、リアルタイムでのファンの関与は動画・映像作品の鑑賞体験自体を大きく変えていっています。

AKBの総選挙前のPRにも使われていた「SHOWROOM」というリアルタイム配信サービスを使って、
コルクでも所属作家の羽賀翔一さん(@hagashoichi)がその場で視聴者からイラストのリクエストを募集したりと、
ファンと一緒に作品を作り上げて一緒に楽しんでいます。

ファンを巻き込んで楽しむというのは、コルクで扱っている作品『宇宙兄弟』にも通じています。

毎週配信しているファンクラブメルマガ『週刊宙哉』(実質無料というか実際無料なのでぜひ登録してみてください)でファンの方に商品デザインの投票をしてもらったり、ファン発信の企画を実現したりと、ファン一緒になって作品を楽しんでいます。

こちら、キンプリを熱心に研究しているのはユヒコ(@yuhiiiidayo)率いる宇宙兄弟チーム。

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「一体、どうやってファン心を掴んでいるのか?!」ということを勉強中の様子。

「なるほど、メインキャラのヒロ様生誕祭はこうして盛り上げているんだ」「(エンジニアさんに)この仕組みってシステム的にどうなってるんですかね?」など、学ぶことが沢山あったようです…!!

いざ。キンプリの応援上映に初参戦してみよう

ということで、社内でもどんどん話題になっていくキンプリ。「これは行かなければ!」という声が多数あり、私・松岡が「実質無料だから是非!」とみんなを引率して応援上映に行くことになりました。

が、ここまでで「もう十分理解したよ」という冷静なビジネスマンの方は、ブラウザの「戻る」ボタンを押していただいても構いません。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

しかしわたしは、もっともっとキンプリの魅力を伝えたい!プリズムの煌めきが日々の活力の源になっているわたしのように、みんなにもプリズムショーを見てほしい……!

……なのでここからは思いっきり、これわたしの主観で感想を書いてもいいでしょうか?

\『いいよー!』/

……少々熱くなってしまうのですが、大丈夫でしょうか?

\『いいよー!』/


……では、遠慮なく続けたいと思います!!

一緒に鑑賞に行ったのは、二次元よりもAKBやジャニーズに走っているドルオタ数名、非オタ、一児のパパ、そもそも応援上映もキンプリもよくわかっていないスタッフなどあわせて9人。

今までキモオタ仲間としか観賞してこなかったので、「今更だけど会社の人誘ってよかったのかな…わたしの気持ち悪さバレないかな…(たぶん既にバレてる)」「みんな楽しんでくれるかな…引かれないかな…」と、社会的な死など危惧して少し不安を抱いていましたが、
「前日までに予習しておくからキャラの名前とか教えてよ!」という熱心なスタッフが多く、その貪欲さに救われ、もう思い切り楽しんでもらおう!と決心するわたし。

そこで上映直前にサイリウムをみんなで買いに行ったのですが、
「あれ、紫売り切れてる!」「でもEZ DO DANCEのシーンで絶対あったほうがいいんですよ!」
「赤足りないね!在庫あるかな?店員さんに聞きに行ってくる!」
「レジ混んでるから私たち先に並んでおくね!」
と謎の連携プレイを発揮するわたしたち。
サイリウムなんて使ったことがないスタッフばかりなのに、楽しむ気満々ですでに一体感が半端ない!

無事準備を終え映画館に到着し、一体みんなが上映中どんな反応をするか……と見ているとそこには!
 

サイリウムを振り回し、コールを返し存分に楽しんでいるみんなの姿が!

(でもそんな中寝てるやつもいた!\『前向いて~!』/) 
 

物語の主人公が自信をなくしているシーンでは、みんな全力でスクリーンに向かって叫ぶ! 

\『がんばって〜!』/

\『(主人公ならきっと)できるよ~!』/

 

一緒にがんばってきたメンバーの脱退、お別れの感動シーンでは、会場の観客が一丸となって悲しむ。そして……

\『(今まで)ありがとう~!』/

サイリウムを振って全力で気持ちを伝える!!!!!

……この応援を大いに楽しみ、映画を見終わるころには熱い気持ちが抑えられず、興奮が収まらないわたしたち。

その後飲みながらプリズムスタァの魅力について熱く語り合いました。すでに推しが決まったスタッフも数名います。ちなみにわたしはカヅキ推し。

みんなが楽しんでくれて一安心したわたし。「会社の人と行ってきたんだけどみんな柔軟性ありすぎてわろたww」とキモオタ仲間にも報告し、帰途につきました。

ところがそれだけでは終わらなかった!

プリズムの煌めきに満たされすぎて、翌日社内でも変化が…

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いつもは真面目に仕事をする我々ですが、あるスタッフが溜め息を漏らしたとたん……

 

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急に始まり巻き起こる応援。

 

スタッフが出社するたびに\『おはよ~!』/とか、返事返すたびに\『いい返事~!』/とか、何かやるにつけ\『頑張って~!』/とか、社内で巻き起こる応援コール。
(コルクのみんな、なんでそんなに影響受けやすいの…?おかしくない…??)

その後数日はこの応援により社内が明るくなり、みんなのモチベーションも上がり、良いことづくめでした。みなさん会社で流行らせるのおすすめです。

 

しかしただ楽しむだけではないのがコルクスタッフのすごいところ。

自分が感動したり影響を受けたコンテンツのいいところを吸収し、自分の仕事にも取り入れます!

\『な~に~?』/

 

「応援上映」という新たな楽しみ方が、思わぬ方向に転がりファンの体験によってさらに広がりを見せたキンプリ。静かに観賞するはずの劇場でありえない盛り上がりをみせたこと、ファン自らが楽しみ方を増やしたこと、それがファン同士で呼応しあってどんどん進化していったことなど、その驚くべきブームを目の当たりにし、コンテンツの楽しみ方がどんどん変容していることを身をもって体験したわたしたち。

自分が携わっている作品において、その作品の感動をどうやってお客さんにもっと届けるか?どうやったらもっと楽しんでもらえるか?

そういったことを常に考えながら、こうして日常で触れたさまざまなコンテンツを全力で楽しみ、社内で共有し、貪欲に学びつつどう仕事に生かせるか常に追求しています。

スタッフも楽しんで仕事ができて、それを生かしてファンのみなさんとも楽しめて……
 
その先に待っているのは………

 
 

\\『パラダ~イス』//

 

以上、コルクスタッフ・松岡ことまっつん(@108mlps)によるキンプリ応援上映レポートでした。コルクスタッフをここまで虜にさせたキンプリの魅力が、すこしでも伝わっていれば幸いです!
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

最後まで読んでくださった皆様へ、いつでもどこでも寝れると定評のある弊社の新人・ヒデ様(@boogie_go)による無限ハグのプレゼントです。

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\「無限ハグ!」/

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